「多くの人は自分の感情を押し殺し、社会という枠の中でもがいて生きています。悲しみも喜びも、どうやって自分の心の中から取り出せばいいのか、わからない人もいると思うのです。「いったいお前は、何が欲しいんだ?どんな生き方がしたい?」優作はいつもそう私たちに突きつけてきたような気がするのです。松田優作は、映画や音楽をつくる事にすべてを捧げ、人間の感情に真摯に向き合う、表現者であり、開拓者でした。私も、表現する一番弟子として、そんな彼が伝えていきたかった“何か”を彼が亡くなってから20年の間ずっと探し続けています。しかし、私だけの力では到底伝えきれない思いを、今度いろんな方々のエネルギーを借りて“本物とは?”をもう一度問いかけたいと願っています。亡くなった人は無力のように思えますが、生きるということは、生があるからこそ、とは限りません。その人の作品を通して、生きるという事を学ぶ事ができれば、それは生きていることだと思っています。だからこそ、今の時代に優作のエネルギーを伝えたいと思うのです。そして、今私たちが簡単に歩いている道ですら、誰かが土を切り開き、つくってくれた道だと一緒に感じて欲しいと願っています。」 

松田美由紀


「“松田優作をイメージしたジーパンの作成を”と、昨年暮れに美由紀さんから依頼を頂いてからというもの、そのことを考えない日はありませんでした。 それは、作品のためにストイックに自分自身を追い込み一切妥協を許さないという“つくり手”としての優作さんの姿勢を、ジーパン作りの上で共有したかったからです。この優作モデルのジーパンを通じて、40年間走り続けた彼の生き様を少しでも感じていただければ最高です。そのチャンスを僕にくださった美由紀さんに感謝いたします。」 FULLCOUNT 辻田幹晴


俳優として、男として、そして人間として松田優作が伝えたかったこととは・・・?
そんな彼の知られざる素顔とそこから垣間見える生き様を“ジーンズ”というアイコンを通してフルカウントが具体化しました。

“本人が穿いていたものをただリメイクする”という懐古的なものではなく、“彼の生き様・そして体温が感じられるようなジーンズ”をコンセプトに掲げ、生前のプライベートスタイルを元に、経年変化を細部にわたって再現した。まず、第一に身長185cm、股下90cmという日本人離れしたスタイルだった松田優作の実寸で制作。さらに彼のスタイルを圧倒的に見せる美脚シルエットを研究し、新シルエット「スリムフィット」を一から構築した。その他、左フロントポケットにはいつもライターを、右バックポケットには財布をという彼のお決まりスタイルを擦り切れた使用感とアタリで表現。また、車よりもバイクを愛用していたため裾にかけて激しい色落ちを再現した。そして今回、彼の熱い魂をイメージさせる“RED”を一部下糸に採用し、革パッチには当時、彼がいつも台本に押していた自身の“優作”印をオン。ただのキャラクター商品とは言わせない、まさにこだわり満載の永久保存版ともいえる“優作モデル”に仕上がっている。



INDIGO BLUE / 13.7oz Denim
ZIMBABWE COTTON 100%
Non Wash / Length 36
Price ¥22,050

INDIGO BLUE / 13.7oz Denim
ZIMBABWE COTTON 100%
Real Used Wash / Length 36
Price ¥35,175


当時売っていたジーンズではレングスが足りなかった為、裾の三つ折りをほどいて二つ折りにして丈上げをし直していたという細かなディテールも再現。
生前のプライベートスタイルを元に経年変化を再現しました。フルカウントの培ってきた技術を通し現代に蘇った“優作イズム”を是非手に取り体感して下さい。



 
  ■プライベートフォトを使用したオリジナルショピングバッグ ■オリジナルタグ