今日はやや気温は高く汗ばむ日中でしたが、最近はグッと気温が下がり、
そろそろ、羽織物を探している方も目立ちました。
今シーズン、フルカウント東京店でおススメする羽織物はダントツこちらです。


#2832 COVERALL ''WWII'' ¥23.544-

言わずと知れたヴィンテージワード、「大戦モデル」。
今期はカバーオール。
ワーク色の強いGジャン、Gパンの大戦モデルとは違い、
カバーオールの大戦モデルは灰汁の強いディテールは抑えられ、
一般的なカバーオールよりもグッとシンプルなツラ。
どんなテイストにも馴染む綺麗な印象に。
ちなみに大戦当時、どのメイカーも似たようなデザインのカバーオールを作っていたようですね。

戦時下、物資統制で省略されど、流石のワークウェア。
ディテールは見所満載です。

襟のダブルステッチが主張する存在感はもちろんですが、
前立て端がトップボタン付近で微妙にアールがかる。
なのでトップボタンを開いた時の表情は優雅なカーブ。


ボタンは戦時下故のドーナツボタン。真ん中くりぬいている分物資が少なく済んだんですね。
勝利の月桂樹マークに、ブラック塗装。昨シーズンの弊社大戦モデルと統一ディテールです。


下ポケットにはシンプルなメイカーマーク。
これがボロボロになったらシブいことになりそう。


背中は背中心、ずらしたショルダーシーム、脇シームとハギが密集。
そのステッチだけでもポイントですが、パッカリングが出てくると最高の存在感に。
背中で語るって奴です。


袖先はちょっとステッチが入り込んだ複雑なカフス。
カバーオールではおなじみのディテールですが、
最高にカッコいいディテールでもありますね。
僕はこれがあると一折りしてきたくなってしまいます。


前立て終わりのカーブと、裾の折り返しに沿って上がり、
直角に曲がるステッチ。あんまり気にしている方少ないですが、好きなポイントです。
同色ではなく、目立つ色でこの処理がカバーオールらしくて良いんです。
また、見切れているポケットのステッチから下は
裏に補強布と機能がデザインに直結してます。


このカバーオールの良い所はキレイでシンプルなデザインなので、
どんなスタイルにもとけ込む所。
普通のカッコに普通に羽織るだけでまとまります。
インナーをワークと関係性の無いワッフルボーダーにしてもすんなりカジュアルに。


肌寒くなったら、BBJベストにシャンブレー、チノパンとワーク丸出しの組み合わせでも、
ちょっと小粋な大人のワークスタイルに。
今はサラッとはおるだけ。寒くなったらインナーにニットやベストで
いくらでも着回しができ、長く着られる。
このふれ幅の広さが最大の魅力です。
できればこの服装にシブ目のキャスケットをかぶりたいですね。
靴も磨き上げたストレートチップのワークブーツなんかがベスト。


これからの羽織物に是非お薦めな逸品でした！！