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2008年03月11日

兵庫のおじさん

コメディ・プロデューサー&ライター須田泰成の構成・脚本・演出のアニメ。兵庫在住の大金持ちの、強面のおじさん。どう見ても悪そうなオジサンで、その闇は計り知れない。強大な金と権力を駆使して自然の摂理を変えてしまうほどの力を持っている。ただそこまでするには訳があって、そうすることで子供に愛と希望を教えてくれている、実は優しきおじさん。ブログでは現代社会にメスを入れ、おじさん独特の口調と言い回しで風刺している。この兵庫のおじさんの声は松尾貴史である。


政見放送


ミナの夢は先物色


牛乳は本当に有害なのかのスローコメディ

話題のニュースの論点を
少し遅れているにも関わらず ゆる〜く 解説する
スロー論点の時間です。
すろ〜ろんてん  すろ〜ろんてん  すろ〜ろんてん  
何度か言っているうちに  ところてん になっている
そのくらいの 気の抜けた言い方でお願いします。

本日の テーマは 
ネットなどで盛り上がっている「牛乳有害説」です。

昔から健康飲料の代表のように言われてきた牛乳が
実は 健康に良くないのではないか? というアレですね。

われわれ日本スローコメディ協会は
牛乳有害説の真偽については 実は 興味が薄いのですが
その論拠の一つである

「牛乳は子牛が飲むもの。
 人が他のほ乳動物の乳を飲むのは不自然。
 だから牛乳は有害である」

という考え方については
思春期の男子中学生がアダルト・ビデオに持つくらいの
興味を持っています。

なぜなら そういう考え方を たくさんの人が真に受けてしまうと
世の中は かなり オモシロクなってくるからです。


牛乳有害説は まだ ほんの序の口です。

○ニンジン有害説
「ニンジンは ウサギが食べるもの。
 人が他のほ乳類のエサをサラダやキンピラにするのは不自然。
 だから ニンジンは 有害である」

○イワシ有害説
「イワシは カツオやマグロが食うもの。
 人が 魚類の餌のイワシを 焼いたり練り物にするのは不自然。
 だから イワシは 有害である」

○ラップ有害説
「ラップ は アメリカの黒人が演じるもの。
 日本人が 他民族のラップをするのは不自然。
 だから は ラップは 有害である」

○ワニ皮 有害説
「ワニ皮は ワニの身を包むもの。
 人が ワニの皮をバッグや財布にするのは不自然。
 だから ワニ皮は 有害である」

○ジャニーズお笑い路線有害説
「お笑い は 吉本のもの。
 ジャニーズが お笑いを するのは不自然。
 だから は ジャニーズお笑いは 有害である」

牛乳有害説の思考の流れは ギャグを生み出す
クリエーティブな思考の流れでもあったのですね。

世の中 有害なものだらけになってしまいます(笑)

(須田泰成コメディノロジー研究室より抜粋)

高校の水泳部後輩 当時須田がくだらないギャグを言うたび”須田それギ
ャグか?”と突っ込むと毎回”いえギャクです”と答える ???なヤツです
 
今は有名になってちょっとは面白くなったので暇な方は見てやってください

2008年03月09日

”おおさかのおばちゃん”

今からさかのぼること約20年「大阪の迷惑駐車をなくそう」と訴える公共広
告機構のCMで駐車違反をとがめられ

「なんで私だけがいわれやなあかんの。みんな停めてるやん」

と毒ずいて以来、いまや全国的に通用する「ブランド」であるといえなくもない 
”おおさかのおばちゃん”

ドリカムの”大阪LOVER” という曲の中でも「覚悟はもうしてるって 大阪
のおばちゃんとよばれたいんよ」 というフレーズがあるくらいである。

俺は吉田美和でさえ羨望の眼差しで見ている大阪のおばちゃんにあえて
苦言を呈してみるとする。
日曜の朝マックはそこがJR構内ということもありカウンター前はいつもの
ように人で溢れていた。 ここが東京であれば電車同様きちんとした列が
自然発生し順番に注文を告げることが出来るのだが、大阪ではそこは非常
にあいまいでなんとなくそこに集まりつつも各々が順番を自覚しカウンター
へと進むシステム。電車に乗り込む際同様少し緊張感がある瞬間ですが
それは決して弱肉強食をあらわすのではなく、ゆずりあう気持ちという緊張
感なのです。

4つほどあるカウンターはそれぞれオーダーを告げる人たちと、その後ろ
に15人くらいの待ちが形成されていた。私を含めたその15人はアイコン
タクトしながら空いたカウンターに吸い込まれてゆき、到着した順番にほぼ
忠実であった。

次はちょうど私の番というとき事件は起こった。

旦那を引き連れてやってきたそのおばちゃんは開口一番 ”朝マックまだ
いけるかな~ 今やったら両方いけるかも” と言いながら15人を白々しく
ショートカットしておれにアイコンタクトをかましてきた。冷ややかな眼差しを
返してやると、意外にもそのままカウンターへ突入しようとするのである。

間髪いれずに俺は15人の期待を背負って”みんな並んでるよ”と忠告した
するとおばちゃん まずは無視攻撃、旦那のほうは俺の風体を見てやや
気にかけている様子、1組くらいどうでもよいのだがもう1度忠告した。

こんどは睨みながらおれに ”あっそ じゃあ先どうぞ”ときた。

とっさに考えた結果ここはこの集団の中で説教してやることにした。こういっ
た状況では注意したほうが悪者になるケースも多いのだが、直感的に周り
の期待を背負っているような気もした。 
しかしながら大阪のおばちゃんにはおれの論理的かつ的確な忠告も一切
通用しない、それどころか論点を摩り替えつつこちらを悪者にすべく徹底
交戦してくる。 だめだこりゃと思った瞬間旦那のほうが帽子を取って丁寧
に謝りだした。 心の中で”あんたやないねん”と思いつつも旦那に向かっ
ておれは”奥さんに注意してや”と言ってやった。 うなずく旦那に今度は
おばちゃんはメンチを切る。 おっちゃんは泣きそう。俺も怖いが嫁はもっと
怖いのだろう。 その光景をよこで眺めていた1人の男性が俺を見てコクリ
とうなずいた。”もう十分だよ、おばちゃんには勝てないよ”と言っているよう
だ。

そう、そのとおり無駄だったのだ。 おばちゃんは何事もなかったように、
おれの次のポジションをキープしたのである。 おそるべしおおさかの
おばちゃん。

あんまり大阪のおばちゃんを持ち上げすぎたから、ほんま調子に乗っとる。
そんな感覚で車の運転もするから、危なくてしょうがない。自分の進むほう
しか見てないからね、TV局の方もちょっと考えてみてください。