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2007年07月22日

彩りはこころを和ませる

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ゲーテは「色彩論」の中で、特に色彩の持つ生理的、感覚的、精神的な作用
について述べている。ニュートンが完全に物理的色彩論であったのに対して、
ゲーテは人間にとっての色彩の見え方について述べているのが違っている。
 
ゲーテの考えの根底には、ギリシャ以来の「光と闇から色彩が生まれる」
という色彩感がある。「目が色彩を捉えるのは目の中に赤、緑、青紫の3つの
色に感じる視細胞があるためである」というもので、今のカラーテレビのRGB
画像の原点である。 当時、ニュートンの色彩論が一世風靡していた時代で
あったから、ゲーテの色彩論は受け入れられなかった。
  ゲーテが言いたかったのは、むしろ「人間が色によって感じ、それによって
どんな精神的作用を受けるか?」といったことであろう。最近になって、ゲーテ
の考えは「知覚心理学」や「色彩心理学」の分野で脚光を浴びている。


ゲーテの研究成果の1つが“心理補色”の効果である。

 “補色”には物理補色と心理補色がある。定義が異なるためだが物理補色とは
ある色の光に、別の色の光を混ぜたとき白色光になる色を指す。
これに対して心理補色とは、残像によって目が要求する心理的な色のことをいう。
色相環(*1)では、ある色に対する心理補色が環の反対側に位置している。

(*1)
無題.bmp


赤いハートを見てほしい。 30秒ほど見たところで、視線を右の点に移すと
青緑のハートが見える。 このとき、赤に対して青緑が心理補色である。
ゲーテは心理補色の存在に気がつき、それらがもっとも調和する色だと述べた。


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FLOWER Cafe baobab はうちの会社の裏口から出て、徒歩30秒の所にある
花屋さん兼CAFE  ちょくちょく和みに生かせてもらっています。
色彩だけではなく、花の香りとの相乗効果で、ヒーリング効果抜群なのである

おまけに美人4姉妹の店(自称)とくりゃもう仕事に戻れないっちゅうの!!

エスプレッソ・ドッピオ/Espresso Doppio 420円

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