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2007年02月08日

男合宿 新春編Ⅳ

IMG_0232.JPG

サヴィルロウの老舗テイラーのKilgourにて
 この店に初めてお邪魔したのは今からちょうど2年前
我が師である野田謙志氏と3週間にわたるロンドン、パリ、
ニューヨーク2人合宿のときであった。
この通りには
その前年にOZWALD BOATENGとのミーティングや
またそれ以前にも取引先であったDUFFER OF St.GEOGEの
サヴィルロウ進出のときにはこのストリートで初めて
販売されたジーンズはフルカウントだとはしゃいだり
思い出のある場所です

このサヴィルロウという名前はご存知の通り
背広(セビロ)の語源となった通りで
明治初期 岩倉具視率いる岩倉使節団
(木戸孝允、大久保利通、伊藤博文、他約100名)
が、大規模な欧州視察を行った際に名ずけたもの
だと言われています

テイラーリングジャッケットと言う名前は長すぎる
ということだったのだろうか?
それとも彼ら(イギリス人)が
”セヴィロウ ジャッケット”と誇らしげに発音したから
かっくいーっ!となったのかは不明である。

carlobrandelli.jpg
そのKilgourのクリエイティヴディレクターCARLO BRANDELLI氏は
2005年イギリスのデザイナー オブ ザ イヤーを受賞し
テイラー界の枠を超えたブライテストホープである
 
そしてCARLOは僕と同世代でデニム好きである

はじめてあったとき彼とこのサヴィルロウにふさわしい
デニムを創って歴史を変えようと約束を交わしました
kilgour5.jpg

それから何度も何度もサンプルを作り直し
もう何本作ったかわからないくらい
去年やっと最終プロトが完成したのですが
お互いタイミングが合わずまだリリースしておりません
上の写真がそうです(コニログより

その後、半年たった今、もっといいものにしようとなり
ミーティングをしました。

ぼくのほうも進行中のビスポークのスーツの 
生地を変えてもらうことにしました

この調子でいくと何年かかるかわからないこの企画
仕事ではなく完全に趣味の世界になっていますが
もし販売されたら
英国ジェントルマンズクラブの公認デニムを目指したいと
意気込んでいます。


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コメント

流石!公認デニム良いですね

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