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2007年10月24日

公園で関東煮(かんとだき)

P1010880.JPG

玉造BBQ同好会秋のSPECIAL企画 ”関東煮” を開催した 
上方ではおでんのことを”かんとだき”ということがあります。先輩方は
そう呼ぶことが多いようだし、お店の看板などでは、関東煮と表記して
いるほうが多いかもしれません。

単純に江戸から伝わった煮物というので関東煮と呼ぶらしいのだが
上方の人間が(そのライバル心から)そのままのネーミングで”おでん”
と言うのではなく関東と言う文字をはっきりと固有名詞にしていることに
わたしは若干の違和感を感じるのであります。

少し調べてみると、江戸末期に隆盛を極めたおでん屋が、関東では明
治に入り次第にすたれ、ほとんど省みられないメニューになっていった。
これが、大正12年の関東大震災で、被災者向けの炊き出しにと、関西
から「関東煮」がもたらされカムバックしたというのだ。

東京でもおでんの老舗といわれる名店が、関西風の飲める薄味おダシ
になっていることが多いのは、この時の"逆輸入現象"に負うところが大
きいといわれているそうです。 

なるほどそういうことがあったのか

へんに納得をしたわたしですが、味付けはというと関西風、関東風というよか
高級おでんはだしが透き通っていてあっさり、庶民風が濃いしょうゆ色で濃い
口のような気もします。

写真では具が溢れていてだしの色がわかりずらいですが、結構濃い口でおい
しい関東煮ができました。

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